沖縄本島北部だけに自生する固有種のラン、オキナワセッコクが国頭村の森で開花している。つる性のランで大木の幹に着生し、細長く垂れ下がった茎に直径5センチほどの小さな花が多く咲いている。薄暗い森林の中、かれんな純白がよく映える。

森の中でかれんな白い花を咲かせるオキナワセッコク=6日、国頭村(田嶋正雄撮影)

 やんばるの森でかつては普通に見ることができたが、乱獲や自然林の開発などで激減し、野生では限られた場所にわずかしか残っていない“幻の花”。環境省と県のレッドデータブックで絶滅の恐れが最も高い種に指定され、種の保存法で採取が禁止されている。