鹿児島県の種子島空港に6日午後、給油目的で着陸した米軍普天間飛行場所属のAH1ヘリコプターがトラブルのため、同空港で修理を受けていたことが、7日分かった。同飛行場所属のMV22オスプレイ1機が6、7の両日、訓練先の米軍岩国基地(山口県)から整備士や修理に必要な部品を運び、7日午前に全機が種子島空港を離れた。防衛省によると、けが人や民間航空機への影響はない。

 普天間所属のAH1ヘリは5日夜にも、沖縄本島の沖合で、米軍揚陸艦への着艦に失敗し、右スキッド(接地部分)を破損する事故を起こしている。

 米軍航空機の度重なる事故を受け沖縄県が7日、安全確認の徹底、再発防止などを米軍に要請したばかりだった。マスコミからの取材で種子島でのトラブルを知った県幹部は驚いた様子を隠さず「まずは事実関係を確認したい」と語った。

 防衛省によると、AH1ヘリ5機が種子島空港へ着陸し、給油後に一度同空港を飛び立ったが、1機に何らかの不具合が発生し、別の1機とともに、2機が6日午後2時半ごろ、同空港へ戻った。

 オスプレイ1機は6日午後4時ごろ、同空港へ着いたが、日が暮れたため、いったん岩国へ引き返した。7日午前8時半ごろに再び種子島に入り、AH1ヘリを修理したという。

 九州防衛局によると、オスプレイとAH1ヘリ2機は7日午前10時ごろ、種子島空港を離陸。オスプレイは岩国へ戻った。AH1も岩国へ向かったという情報があるという。

 鹿児島県港湾空港課は取材に「米軍から事前に通報があり、空港の使用届も出ていた」とし、着陸の手続きに問題はなかったとの認識を示した。

 防衛省は6日に、福岡県の九州防衛局から連絡を受けた。詳しい原因やAH1の飛行目的、行き先などは分かっていない。