高校野球も球春到来-。日本高野連が定める冬場の対外試合の禁止期間が解禁となった8日、県内各地で練習試合が始まった。この日に合わせて県外からも多くのチームが来県。球児らが冬場のトレーニングで鍛えた力をぶつけ合った。(石川亮太)

練習試合解禁で対戦した沖縄尚学と都城商業(宮崎)=8日、浦添市民球場

対外試合解禁

 21日開幕の第86回選抜大会に出場する沖縄尚学は浦添市民球場で都城商業(宮崎)と、美里工業は石川球場で宮崎南と対戦した。いずれも雨のため途中でノーゲームとなったが、晴れ舞台へ向け、本格的な始動となった。

 ことしは選抜大会に出場する白☆(區の右に鳥)大足利(栃木)、龍谷大平安(京都)、東陵(宮城)の3校を含む県外の強豪校など、32チームが4月上旬までに来県予定。

 各チームとも数日から約1週間にわたって滞在し、県内約20チームと対戦する。約400の試合が組まれているという。

 この時期に県外チームが県内に集結するようになったのは、1999年に始まった沖縄交流強化試合(海邦リーグ)がきっかけ。競技力やマナー向上の目的で始まった交流試合は、当初は10校前後だった県外からの参加校が年々増加し、昨年は過去最多の40校となった。

 海邦リーグ時代から受け入れに関わる那覇工業の奥田誠吾監督は「暖かい沖縄ではすぐに実戦ができるということで県外チームにとってはメリット。県内チームにとっては全国の強豪チームに挑戦できるいい機会」と話した。今では「球場の確保が追い付かず来県を断るチームもあるくらい」とうれしい悲鳴も。

家族ら同行 観光一役

 県外チームの場合、応援を兼ねて保護者会が同行する場合も多く、プロ野球キャンプ後の観光客誘致にも一役買っているという。