被災地の子どもたちを沖縄に招待する「ティーダキッズプロジェクト」。同実行委員会事務局長の坂田竜二さん(45)は、夏休みだけでも放射能汚染や避難の不安から離れ、伸び伸び過ごしてもらおうと、伊江島での民泊を企画した。県内外から支援者、資金が集まり、これまで宮城、福島の両県から120人余を招いている。

ティーダキッズプロジェクトで伊江島を訪れた子どもたちを撮影する坂田竜二さん(中央)=2012年8月、伊江村内

 島の人の愛情を受け、心癒やされる子どもたちの姿を目にし、「安心して思いをはき出すことができる、子どもらしくいられる環境が大切だ」と実感した。

 ホストファミリーは悪いことは悪いとまっすぐに伝え、家の仕事もこなしてもらう。自然体で受け入れる島の良さを、今後も生かしていきたい、と考えている。

 坂田さんはことしもう一つ、被災者を受け入れる体制を整える。東京電力福島第1原発事故による被ばくを心配し、県内への移住を希望する親子を支えようと、本島北部に滞在施設を整備中。

 「子どもたちの未来をどう守るかという、私たちの覚悟が問われている」と感じている。

 「原発事故が収束する見通しは立っていない。今後沖縄に避難しようという人は増えると思うので、その人たちを支えていきたい」。5月から、受け入れを始める予定だ。

 ティーダキッズプロジェクトの問い合わせは坂田さん、電話080(6596)3772、メールはflyingchari@yahoo.co.jp