【赤嶺七奈子通信員】沖縄県と沖縄伝統空手道振興会が主催した沖縄伝統空手・古武道パリセミナーが2月3日から7日、パリやパリ近郊で開かれた。2年後に空手道会館(仮称)が完成予定という機会をとらえ、「空手発祥の地」の沖縄を海外へ発信し、アピールすることが目的。

フランス・パリで開かれた沖縄伝統空手・古武道セミナー

 剛柔流範士9段の池宮城政明さん、上地流教士8段の島袋春吉さん、同流錬士5段の佐和田勇人さん、少林流4段の比嘉康雄さん4人の空手家を招き、流派に関係なく参加者全員が体験できる画期的な企画。3日の初日は約60人が汗を流した。

 フランスで空手連盟に登録されている空手人口は現在23万人。登録者以外も合わせるとさらに多いという。

 今回はフランスで道場を開いている上地流空手道範士9段の島袋幸信さんや小林流空手8段の安谷屋政助さん、剛柔流空手8段の大城善栄さんの道場を5日間に分けて回り、講習会形式で開かれた。

 参加した上地流のジェローム・プルドンムさんは「自分の流派と違う剛柔流を勉強できて楽しかったし、本場の空手の演武を見ることができてとても良かった」と感激。和道流のドミニック・ブレズさんは「30年空手に携わってきたが、今回は別の流派を勉強でき、奥深い面を学んだ。今後も生徒にうまく伝えたい」と意気込んだ。

 初日を終えて島袋幸信さんは「遠い沖縄から素晴らしい先生方がわざわざ来て指導され、フランスの生徒にとって良い機会になった」と歓迎。「この先、海外で空手を学ぶ人が本場沖縄で学ぶ機会が多く作れるように沖縄で講習会などもどんどん増やしていければ、観光業にもつながる」と期待した。

 2014年7月には沖縄で沖縄伝統空手・古武道国際セミナーの開催を予定している。