【平安名純代・米国特約記者】米軍内部の性犯罪事件を担当する軍検察トップが、部下の女性弁護士に対する性的嫌がらせの疑いで職務停止処分を受けていたことが7日までに分かった。米紙ワシントン・ポストなど複数の米メディアが報じた。

 停職処分を受けた陸軍中佐は、性的暴行や家庭内暴力などの事件を取り扱う軍特別検察官。2011年に米バージニア州で開かれた性的暴行に関する会議に参加した際、ホテルの一室で、拒絶する女性弁護士の体をさわり、キスを迫ったという。中佐に対する訴追は見送られた。

 米国防総省の報告によると、13年度に報告された米軍内部での性的暴行事件は、前年比60%増の5400件。

 同問題の撲滅に取り組むジリブランド上院議員(民主)は、「認識が広まり、届け出る被害者数が増えたのが一つの要因」と説明している。