【嘉手納】風防ガラスの落下事故後、飛行を停止していた米軍嘉手納基地所属のF15戦闘機が10日午前、6日ぶりに訓練を再開した。米軍側は「安全確認を行った」としているが原因は公表していない。着陸後に緊急車両が出動するトラブルもあり、周辺市町村は反発を強めている。

 F15は午前8時40分から同9時までに、7機が立て続けに沖縄市方面へ離陸。約1時間で帰還したが、10時すぎに別の7機が離陸するなど、終日訓練した。

 目撃者によると午後2時10分ごろ、緊急車両約6台が待機する中、1機が北谷町砂辺側から着陸。滑走路の端で点検後、けん引されて格納庫に入った。

 同基地のジェイムス・ヘカー司令官は9日夕、武田博史沖縄防衛局長と直接面談。(1)事故原因となった箇所が特定できた(2)F15全機を点検し、安全確認を行った(3)当該箇所が再び損傷を起こし、同種の事故が起きないよう整備方法を改善した-と伝えたという。

 當山宏嘉手納町長は「防衛局から通知を受けた調査結果は不十分だ。原因を明らかにしないと納得できない」と反発。東門美津子沖縄市長は「断じて容認できない。三連協や関係機関と連携しながら飛行中止を求めていく」と批判した。

 嘉手納町東区の島袋敏雄自治会長は訓練再開直後のトラブルに「安全確認したと報告をしながら、またトラブルが起きた。住民の不安をあおる。古くて整備が追い付かないと疑念を抱く」と語気を強めた。