【黒島=竹富】竹富町立黒島診療所に勤務する40代の男性医師が3月末で退職し、4月以降、医師確保のめどが立っていないことが12日、分かった。町は県病院事業局に医師の紹介を打診。町ホームページで医師募集を掲載しているが、同日までに後任は決まっていない。

 町健康づくり課によると、当面は「へき地医療支援機構」の短期の医師派遣事業を活用し、1カ月に1週間程度の診療を見込んでいる。

 同診療所は、医介輔(いかいほ)の城田信廣氏が2003年に退職した後、3年4カ月間、常駐医が不在となり、石垣市内から週に1度の巡回診療体制を取っていた。

 男性医師は06年に就任し、7年6カ月にわたり、離島医療を担ったが、父親が開業する九州の病院への赴任のため、先月、退職願を町に申し出ていた。

 黒島の人口は先月末で207人。黒島公民館の服部邦雄館長は「高齢者も多く、船に乗って石垣島の病院に通院するのは時間も体力も使って大変。町には早めの医師確保を要請したい」と話した。