県内で唯一、「桶巻き」と呼ばれる製法で瓦を手作りする職人で、水墨画家の沖展会員、奥原崇典(おくはら・そうてん、本名=おくはら・たかのり)さんが12日午前9時57分、肝臓がんのため西原町内の病院で死去した。63歳。与那原町出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は長女・與那嶺華代(かよ)さん。20日午後6時から、しのぶ会が南風原文化センターで開かれる予定。

 奥原さんは復元された首里城や、国指定重要文化財の新垣家住宅の屋根瓦などを制作。沖縄の貴重な文化財の修復に大きく貢献した。

 台湾師範大学美術系で水墨画を学び、水墨画家としても活躍。沖展絵画部会員。2005年には沖縄タイムス芸術選賞大賞を受賞した。