【宜野湾】米軍キャンプ瑞慶覧(宜野湾市など)で文化財発掘調査中に土中からドラム缶十数本が見つかり、市が沖縄防衛局へ環境調査と調査結果の公表を求めていることが13日、分かった。2014年度末に返還予定の西普天間住宅地区にも近く、市は「防衛局は市民に不安のないよう対応してほしい」としている。

ドラム缶が見つかった文化財調査地点

 発掘調査場所は市普天間の普天満宮の裏手で、米軍キャンプ桑江(北谷町)から移転された海軍病院の東側。同病院の関連施設移設工事のため、沖縄防衛局から委託を受けた市教育委員会が昨年6月から調査を始め、今年1月末までに十数本が見つかった。

 市が今月、市教委から連絡を受け、11日に沖縄防衛局に対応を求めた。現在、作業は中断している。

 ドラム缶の内容物や形状は不明だが、さびた状態だという。発見された深さは1メートル以内。同地域は以前は住宅地区だった。

 日米地位協定に自治体の環境調査を認める条項はなく、米軍が許可しない限り市や県は立ち入りできない。沖縄防衛局が米軍と対応を協議している。

 ドラム缶は昨年6月以降、米軍嘉手納基地返還地の沖縄市サッカー場でも相次いで発見されている。