【名護】ナベヅルが5年ぶりに飛来した市屋我地がバードウオッチャーらでにぎわっている。済井出区の古堅宗正区長は12日、畑で羽を休めるナベヅル4羽を確認したといい、「静かに観察してほしい」と呼び掛けている。

ナベヅルを温かく見守る古堅宗正区長=12日、屋我地済井出の畑地

 ナベヅル4羽はいずれも成鳥で全長約1メートル、体は灰黒褐色で首すじは白色。脚の長さはおよそ50センチ。地元の人によると、7日早朝には6羽が確認されていたという。

 車を運転中に屋我のサトウキビ畑で4羽を目撃した我部区の喜屋武良正さん(64)は「すぐそばで餌をついばんでいた」と話した。

 サトウキビ運搬車の配置作業などの傍ら、ナベヅルを温かく見守っている古堅区長は「12日で滞在5日目。午前6時すぎから饒平名大堀のイモ畑で活動し始め、運天原や済井出などの畑を移動しているようだ」と話す。その上で「しばらく屋我地に滞在するのかもしれない。白色の車は大丈夫だが、緑色や青色の車が近づくと逃げてしまう」とアドバイスした。

 屋我地鳥獣保護区管理員の渡久地豊さん(51)によると、姿が見えなくなった2羽のうち1羽は奄美野鳥の会が8日早朝、奄美の水田で確認したという。(玉城学通信員)