沖縄都市モノレールの浦添延長をめぐる首里駅から石嶺駅(仮称)の先行開業について、県と那覇市、浦添市、沖縄都市モノレール社による担当者レベルの勉強会で採算性などの面から困難視していることが分かった。那覇市側が、13日の市議会建設常任委員会で報告した。

 先行開業を要望している市側によると、採算性などで現状では厳しいということで4者は来週にも先行開業に関する基本方針を確認。3月下旬のモノレール社の取締役会で方向性が正式に決定する見通し。

 市は「開業に必要な設備の経費などから、半年早く開業できても採算面で厳しい」とした上で「用地買収の進捗(しんちょく)状況によってはスケジュールの見直しが必要になる。市民の利便性向上の観点から、何とか先行開業させたい」との方針を示した。

 市はモノレール延長区間の事業推進のための追加出資金として、2014年度予算案で約6300万円を計上、25日の市議会2月定例会で可決される見通し。

 建設常任委員会の多和田栄子議員(社民)は「石嶺地区で先行開業を期待し、活性化の機運が高まっている。採算だけでは計れない」。久高友弘議員(自民・無所属・改革の会)は「市は先行開業に向けて努力しており、実現は可能だと思っている。今後の4者の話し合いを注視したい」と述べた。