胡屋闘牛大会(主催・胡屋闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が16日、うるま市石川多目的ドームであり、県内各地の闘牛ファンや観光客約500人が詰め掛け、9組(1組は取消)の激戦を楽しんだ。1頭千キロ前後の巨体激突に観客の目はくぎ付けとなり、勝負が決まる迫力のある場面では場内が何度もどよめきに包まれた。

友羽総業ジプトン(左)に腹取りを決める不知火一華號=うるま市石川多目的ドーム

胡屋闘牛大会 対戦結果(左側が勝牛)

友羽総業ジプトン(左)に腹取りを決める不知火一華號=うるま市石川多目的ドーム 胡屋闘牛大会 対戦結果(左側が勝牛)

 最も見応えがあったのは5番戦。大会の目玉カードで期待にたがわぬ激戦となり、場内を沸かせた。不知火一華號と友羽総業ジプトンが対戦開始と同時に攻守所を変える攻防を繰り広げた。まさに一進一退、押し合いは延々13分間に及んだ。

 甲乙付けがたい互角の形勢だったが、先に疲れたのはジプトン。波打つ横腹がひときわ大きくなった14分すぎ、ジプトンの足元が一瞬乱れたのを見逃さず、不知火が渾身(こんしん)の力で押すと、もろくもジプトンの体勢が崩れた。

 間髪入れず不知火が腹取りを炸裂(さくれつ)させると、たまらずジプトンが敗走。終盤のスタミナが明暗を分けた形となり、不知火の完勝となった。不知火は2連勝。瞬発力、持久力を併せ持った新鋭で次回はより注目を集めそうだ。

 闘牛界の“大物”として人気が急騰している南武牛皇は結びの一番に登場し、わずか32秒で剛修白龍を一蹴した。有無を言わさぬ集中力を見せ付け、春全島(5月)に向けての強烈なアピールとなった。

 次回は23日午後1時から本部多目的闘牛場で本部闘牛大会。(又吉利一通信員)