【宜野座】県環境保全課は17日、昨年8月に宜野座村のキャンプ・ハンセン内で墜落した米軍HH60救難ヘリの事故現場への立ち入り調査を実施し、土壌を採取した。結果が出るまで1カ月程度かかる見込み。

墜落現場の調査を終え、現場の状況や調査について説明する県環境保全課の渡嘉敷彰班長=17日午後0時50分ごろ、宜野座村のキャンプ・ハンセン102ゲート

 墜落現場では、米軍の土壌調査で環境基準値を超えるヒ素や鉛などが検出された。米軍は表層部分の除去作業終了まで県の立ち入りを認めず、調査は発生から7カ月余りすぎて行われた。

 調査には県職員や宜野座村職員らが参加。県職員が、現場付近の10カ所からそれぞれ約1キロの土を採取、米軍が実施した土壌調査と放射線量測定にも立ち会った。大気中の放射線量に異常はなかったという。

 同課大気環境班の渡嘉敷彰班長は土壌除去後の調査について「除去後にしか許可が下りなかった。(悪い)数値がでなければ問題はない。われわれは今の調査でしか判断できない。仕方ない」と説明。調査時期については「(調査まで)時間はかかりすぎた」と述べた。

 県によると、米軍は除去した土を嘉手納基地に運んでいる。今月下旬には事故現場に新しい土を入れる予定という。