沖縄に必要な小型電気自動車と改造電気自動車の可能性を探るシンポジウム「沖縄でつくる電気自動車の技術を考える」(主催・ものづくりネットワーク沖縄)が18日、那覇市のロワジールホテル那覇であった。県内外で電気自動車(EV)づくりに携わる技術者らが意見交換。地域間連携による技術レベルの向上や開発コスト削減などの必要性を確認した。

シンポジウムでは電気自動車の開発技術、今後の展開について意見を交わした=ロワジールホテル那覇

 パネルディスカッションで、電気自動車普及協議会幹事の佐藤員暢氏は愛媛県でのEV開発プロジェクトを紹介。市販の車両からエンジンなどを取り除き、電気関係部品を装着させる改造自動車(コンバートEV)の事例を挙げながら「バッテリーやモーターは年々、安価になっている。ほかの部品についても全国的なネットワークを構築することで、開発コストが削減できる」と提言した。

 ものづくりネットワーク沖縄の金城盛順理事長は「県内ではバッテリーは製造できないが、それら装備品の性能を評価できる態勢が重要」と指摘。「大手メーカーの車とは一線を画し、地域を移動する『コミュティービークル』と位置付け、技術者の育成にもつなげたい」などと述べた。

 このほか、NPO法人・浜松スモーレストヴィークルシステムプロジェクト(HSVP)理事の高柳力也氏、県商工労働部産業政策課副参事の古堅勝也氏が登壇。琉球大学工学部准教授の末吉敏恭氏がコーディネートした。