沖縄尚学ナインの最大の強みは豊富な経験値だ。

沖尚ナインを引っ張る主将・赤嶺謙(中央)=尚学ボールパーク

 チームはおととしの秋季九州大会から明治神宮大会、昨年のセンバツ大会、春季九州大会、夏の甲子園、秋季九州大会、明治神宮大会とすべての全国、九州大会に出場。新3年生はひとつ上の先輩とともに場数を踏み、勝つ喜びとともに勝つ難しさを味わってきた。

 昨秋の明治神宮大会王者はセンバツでは優勝候補の筆頭に挙げられるが、赤嶺謙主将は「周りの評価は気にせず、自分たちの目標に向かって戦うだけ。挑戦者として一戦一戦をしっかり戦いたい」とおごりはみじんもない。

 昨年11月下旬まで実戦が続いたことで、冬場の体力づくりに入る時期が例年より遅れたが、比嘉公也監督は「最後まで緊張感のある公式戦を戦えたことに感謝したい。かえがたい経験ができた」と目を細める。

 持ち味の勝負強い打撃に加えて、明治神宮大会では2番手投手としての存在感を示した久保柊人は「細かいコントロールの精度を上げていきたい」と、大舞台での登板機会に備える。

 投手陣では神里廣之介や上原康汰、眞榮城健も練習試合できっちり役目を果たしつつある。打撃陣では金城太希がレギュラーを脅かす活躍で好材料だ。

 狙うは2001-02の報徳学園以来となる明治神宮優勝からのセンバツ制覇だ。再び聖地で戦える喜びを強みに春の頂点を目指す沖尚ナインの初戦は23日の報徳学園戦だ。(石川亮太)