振り込め詐欺など特殊詐欺の被害を未然に防ごうと、県警安全なまちづくり推進課は19日、犯行グループが使用していた名簿リストを公開した。

県警が公開した犯行グループから押収したリスト=19日、県警本部

 警察庁が全国の警察が押収したリストを基に、記載者の居住者別に振り分けた。2012年7月から今年2月まで県内での記載者数は約1170人。県警はリストを基に、戸別訪問や電話での注意喚起を行っている。

 同リストには住所や電話番号が記載。「丁寧に対応する」「性格温厚」など、個別にメモ書きされている。2013年度の県内の特殊詐欺被害数は23件で被害額は約1億2515万円に上る。うち、振り込め詐欺が9件で被害額が約872万円。なかでも金融商品などの取引をめぐる詐欺は、3件で約9325万円と被害額が最も大きい。

 同課は「息子や孫をかたったり、ATMで支払わせたりするのは詐欺グループだと認識してほしい」とし、安易に話にのらず、周囲に相談するなど防犯意識を高めるよう呼び掛けている。