「女の子だって硬式野球がやりたい」。そんな思いを胸に結成された県内唯一の女子硬式野球チーム「沖縄ティーダバル」が主催する「第1回女子硬式野球沖縄大会」が22、23の両日、恩納村赤間ボールパークで行われる。埼玉や兵庫、宮崎、大分、愛媛の県外5チームを招く日本女子野球協会公認の大会に、チーム責任者の新垣かおりは「県内の女子硬式野球の活動をもっと知ってほしい」と観戦を呼び掛けている。

初の県内開催大会に向け意気込む沖縄ティーダバル=南風原町、スポーツワールドサザンヒル

 ティーダバルは女子プロ野球が発足した2010年、県内にも女子野球を広めようと結成された。13歳から31歳の15人。学生、社会人が、週2回グラウンドに集まり白球を追う。

 当初は練習日に2、3人しか集まらない日もあった。しかし、2年前、新たに指揮を執ることになった西原洋市郎監督が「監督として責任を持ってやるから付いて来てほしい」と思いを伝えると、チームが変わった。今では参加者も増え、守備連係など実戦的な練習もできるようになった。

 高校時代に鹿児島県の強豪・神村学園で腕を磨いた城間智子(31)は、プロのトライアウトに最終まで残った実力者。創設メンバーでもありチームのけん引役だ。「県外に出なくても硬式野球ができる環境をつくりたい」と「硬式女子」の裾野の広がりに力を注ぐ。「もっとチームの人数を増やして競争意識を高めたい」と意気込む。

 大会の目標はもちろん優勝だ。「女子には危ない、怖いと思われがちな硬式野球のイメージも払拭(ふっしょく)したい。多くの人に見てもらい、興味を持ってもらいたい」と城間。昨年8月の全国大会以来の対外試合に全力プレーで挑む。(勝浦大輔)