【豊見城】豊見城城址(じょうし)の跡地利用基本計画がまとまった。県事業の空手道会館と工芸の杜(ともに仮称)の建設、豊見城市の豊見城グスク復元整備事業を3本柱に据え、2021年までに民間のホテルを誘致、首里城公園と同レベルの年間200万人の利用者数を目標に掲げている。

豊見城城址跡地利用基本計画のイメージ

 計画は豊見城城址文化観光資源活用検討委員会(大城保委員長)が12日、宜保晴毅市長に答申。跡地利用のキャッチフレーズを「沖縄・伝統の杜~琉球のグスク・空手・工芸の総本山」と設定した。

 具体的には跡地全18ヘクタールを六つのゾーンに分け、「三つの柱」をはじめ散策路の整備、ホテル誘致などを計画。一括交付金を使って全体を整備する考え。14年度はグスク活用・保全ゾーンを調査する。

 検討委員は答申で、自治会や一般市民、NPOなどを含めた支援体制や維持管理資金の造成などの課題も挙げた。

 大城委員長は「今後は実際に整備、運営していく体制づくりが大切になる。グスクの整備を慎重に、しっかり行うことで地区の発展につながるだろう」と総括。

 宜保市長は「感無量の気持ちだ。ただ開発や整備だけではなく環境保全にも取り組み答申に沿った内容にしたい」と決意した。

 同城址公園は03年に管理所有する岩崎産業(鹿児島県)が採算性などを理由に休園を決定。市は12年度に跡地利用構想を策定し、遊休化していた跡地の活性化に着手。市民らに活用や保存方法などを聞くアンケートを実施、検討委で議論していた。