【南城】381キロ本マグロ、釣ったどー。南城市の知念漁業協同組合の儀間朝成組合員(50)=市知念海野=が、北大東島の北東約80キロで19日、3時間の格闘の末、本マグロを釣り上げた。儀間さんは「200キロ台はあるがこの大きさは初めて。うれしい。漁師冥利(みょうり)に尽きる」と喜んでいる。知念漁協によると同規模の水揚げはここ5年はないという。

381キロ本マグロを釣った儀間朝成船長(中央)ら=21日、南城市知念海野の海野漁港

 儀間さんは10日、成翔丸(7・9トン)で海野漁港を出発。旗流し漁法でソデイカを狙っていた。19日午前10時ごろ、海中500メートル下の疑似餌につながる旗が、1キロ北方に移動していることに気づき、大物がかかっていると直感。釣り機でワイヤを巻き上げ、本マグロを船に近づけた後もりを打ち込み、1時間をかけ、船に引っ張り上げた。

 21日、海野漁港に水揚げした大物は、体長およそ2メートル70センチで開いた口は子どもの顔がすっぽり納まる大きさ。市玉城富里から来た玉城小1年の新垣菜生(ないき)君は「大きくて、すごい」、母親の秋菜さんは「びっくりした。怪物みたい」と驚く。約30人が集まり、もの珍しそうに写真を撮っていた。

 本マグロは解体後、那覇空港から東京の築地市場に空輸され、22日朝にはセリにかけられる予定。