日台漁業協定をめぐり台湾側が主張する境界線から南に張り出した八重山北方の一部水域について、はえ縄を入れる時間帯と引き揚げる時間帯を交替制にすることで日台の漁業者が共存した形での漁を可能とする操業ルールに合意していたことが分かった。台湾で10日に開かれた第4回日台漁業者間会合で日台双方の漁業者が確認した。

 操業ルールをめぐっては台湾で1月にあった政府級の第3回日台漁業委員会で、5日前までに事前通報した上で日本側が主張する4カイリ(約7・4キロ)間隔での操業を認めることに合意していた。

 今回の取り決めで委員会の合意がなくなることはないが日台で異なるはえ縄の角度について、投げ縄と揚げ縄の時間帯を双方で固定することによって24時間体制で操業できるようにする。

 日本側漁船は午前7~8時に南から北に向かって北緯25度10分まで投げ縄し、午後2時から揚げ縄を始める。数時間かけて引き揚げる。一方、台湾側は午前0時から東から西に向かって東経124度15分まで投げ縄し、同7~8時に揚げ縄を始める。

 台湾が縄を引き揚げている間に日本の縄が海域に広がるので、縄が絡まるトラブルを避けられる。また今回のすみ分けによって事実上、通報の有無に関係なく双方で連日の操業が可能となる。

 台湾側の漁業期が始まる4月20日から適用し、クロマグロの漁期が終わる7月まで実施する。