本部闘牛大会(主催・本部闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が23日、本部多目的広場闘牛場で開かれた。県内各地からの闘牛ファンや地元の家族連れ、観光客など約500人が詰め掛けた。今年2回目の野外闘牛だったが、日差しは柔らかく時折冷風が吹く絶好の闘牛日和に。観客は11組の対戦に見入り、闘牛の醍醐味(だいごみ)を満喫した。

一心力(左)に腹取りを決める浜川闘神王=本部多目的広場闘牛場

本部闘牛大会対戦結果(左側が勝牛)

一心力(左)に腹取りを決める浜川闘神王=本部多目的広場闘牛場 本部闘牛大会対戦結果(左側が勝牛)

 注目を集めた結びの一番は一瞬にして勝負が決した。圧勝したのは浜川闘神王。対戦開始早々、得意の突き技で先制するや否や怒涛(どとう)の勢いで一心力を押し込んだ。

 この攻めを食い止めることができなかった一心力はあっという間に柵際に。下がりながら大きく体勢を崩した一心力に闘神王が強烈な腹取りをさく裂させると、一心力は柵に激突する形で横転した。

 何とか窮地を脱しようとする一心力だったが、闘神王の勢いは止まらず、続けざまに2発目の腹取り。この瞬間、勝負が決まったと判断した闘牛士(勢子)が闘神王の鼻綱を引き、ようやく闘神王の猛攻がやんだ。

 3分以内との予想が大勢だったが、わずか19秒での決着。瞬く間の電撃速攻に会場から感嘆の声が起きたが、このところ2連敗だった闘神王はようやくスランプを脱出し、通算5勝目を挙げた。

 2番戦は徳之島から来た清風力波王が与那嶺天王を下し、沖縄初場所を飾った。次回は30日午後1時からうるま市石川多目的ドームで石川大闘牛大会。(又吉利一通信員)