県議会2月定例会は24日、4常任委員会が条例案や陳情などを審議した。湧川盛順文化観光スポーツ部長は経済労働委員会(上原章委員長)で、県が計画する大型MICE(国際会議や企業の報奨旅行)施設について、駐車場を含めた理想的な面積は約10~15ヘクタール、整備費は一般的構造で200億円前後との見通しを明らかにした。国の交付金を利用し、全て県予算で整備する考え。翁長政俊氏(自民)、新垣哲司氏(同)への答弁。

 県は3月末に基本構想を策定し、次年度以降に建設地を決定、再来年度以降に建設着工を予定している。

 総務企画委員会(山内末子委員長)では、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究者らの子弟教育のため県が設立時に補助金を出した私学の「沖縄アミークスインターナショナル」(うるま市)の保護者らが提出した学校の経営・体制の改善を求める陳情に質疑が集中した。

 保護者が職員の待遇や教育方針をめぐる学校側との意見の違いを主張し、県に緊急対策委員会の設置を求めたのに対し、県総務部は「私学の運営責任を持つ理事会、評議員会の動きを注視する」との方針にとどめた。一方で、委員からは「大人のエゴを優先させるのでなく、子どもの将来が最優先だ」との指摘が相次ぎ、保護者と学校側の参考人招致が提案された。25日の委員会で判断される。

 このほか来年度からの消費税増税に伴う公園や公共施設の使用料、手数料を引き上げる条例案も審議された。

 土木環境委員会(中川京貴委員長)は2015年1月完成予定の伊良部大橋工事について、当初契約より約9795万円を増額する議案を採決した。橋桁間の開口部への塩害保護カバー設置などによるもので総事業費は395億円になる。本年度末で工事の進捗(しんちょく)率は94・3%になる見通し。

 當間秀史環境生活部長は東日本大震災の被災者に提供する仮設住宅の居住者からの住み替え希望に対し「避難元の県と協議し、やむを得ない事情がある場合は柔軟に認めようと考えている」と述べた。新里米吉氏(社民・護憲)への答弁。