県生命保険協会の事務局長を6年間務めた宮家吉弘氏(60)が、沖縄での勤務の思い出や42年間のサラリーマン生活で培った“人間力”をつづったエッセー「ちっぽけな元気~いいことないけど いいことあるさぁ」を自費出版(ボーダーインク発行)する。

「人生の参考書にしてもらえれば」とエッセー「ちっぽけな元気」を手にする宮家吉弘氏

 宮家氏は3月の定年退職を機に、第2の故郷と呼ぶ沖縄へ「感謝の気持ちを形にしたい」と、地元新聞で執筆したコラムを基に加筆。沖縄の「オバア」たちとの出会いのエピソードや営業経験から学んだ感謝の気持ち、失敗を恐れずに生きる姿勢、沖縄の魅力などさまざまなテーマのコラムを収めた。

 熊本県出身で地元の高校を卒業後、日本生命に入社した。サラリーマン生活を送りながら夜間大学を卒業。石垣での勤務、2008年から同協会出向などを経て、沖縄と深く関わってきた。

 12年からは琉球大学で客員教授として「生命保険概論」講座を受け持ち、専門分野にとどまらず、自身の経験や多くの人との出会いから得た“人間力”を伝授した。教べんに立つ中で、コラムへの反響の大きさや「本にしてほしい」という学生からの要望が出版を後押しした。

 本では、人生のどんな場面においても「ちっぽけ」な元気や勇気を持つことで、前向きに生きる術をつづっており、「人生の参考書」ともいえる内容。24日付で定年を迎えた宮家氏は「たった一度の人生を自分らしく生きてほしいというメッセージを込めた。なんらかの決断に迷ったときに、目を通してもらえればありがたい」と話した。

 「ちっぽけな元気」(800円、税別)は28日から県内の書店で発売する。県外では4月上旬から。