【恩納】約40年前に石垣島の漁師が同島沖で釣り上げた体長約5メートルのノコギリエイの剝製が、4月に双葉社が出版を予定する「世界の巨大生物図鑑」(仮称)で紹介されることになった。剝製を展示しているホテルみゆきビーチの関係者が「お客さんも驚く大きさ。この機会に本物を見に来てほしい」と呼び掛けている。

5メートル以上もあるノコギリエイ=25日、恩納村・ホテルみゆきビーチ

 ノコギリエイは1975年6月、石垣島の30代の漁師がサバニで出漁し、約4時間の格闘の末に1人で釣り上げた。体重約200キロもある大物だったため船に上げられず、港まで引っ張ったという。漁師が同ホテルのオーナーの関係者だったこともあり、約10年前から剝製を展示している。

 ノコギリエイは熱帯・亜熱帯海域に広く分布。展示されている種は体長3メートル前後のものが多く、この剝製は特に大きいという。

 出版予定の本は、世界に生息する淡水魚や海水魚、貝や昆虫、甲殻類など76種を掲載。沖縄からリュウグウオキナエビスやサキシマヒラタクワガタなど多くを紹介するが、出版担当者は「このノコギリエイは特に大きく、見開きで掲載予定」と話す。

 ホテル総務部の佐久間直樹部長は「掲載はありがたい話。とても大きいので、偽物と思うお客さんもいるようです」。広報企画の銘苅智一さんは「春休みに、ぜひ遊びに来て下さい」と話した。