【東京】小野寺五典防衛相は25日の記者会見で、米軍普天間飛行場周辺で、オスプレイなど航空機から発生する低周波音の情報収集や分析などの調査を実施すると発表した。有識者の会議を近く設置し、低周波音の影響について判断基準をまとめる。政府が名護市辺野古に建設予定の普天間代替施設完了後の調査に備えたもの。

 調査は普天間周辺で低周波音を測定、収集したデータを分析する。測定の方法やデータの評価を会議で検討し、来年3月末までに報告書をまとめるが、判断基準の策定には数年かかる見通しだという。

 普天間へのオスプレイ配備後、低周波音による健康への影響に対する懸念や訴えが高まり、県は防衛省による調査を求めていた。現在、健康や生活に与える影響を示す環境基準や規制はなく、防衛省が米軍機からの低周波音を正式に測定したことはなかった。小野寺氏は会見で「具体的な環境基準もないので、多くの声を聞きながら検討していきたい」と述べた。

 低周波音は周波数が100ヘルツ以下の低い音で不快感や圧迫感(心理的影響)、窓や戸の揺れなどの影響(物的影響)があるとされる。