【名護】名護市議会(比嘉祐一議長)は25日の市議会定例会最終本会議で、米軍普天間飛行場の代替施設建設に伴う市辺野古の公有水面埋め立て申請を仲井真弘多県知事が「基準に適合する」と承認した根拠について、具体的な説明を文書で求める意見書案を賛成多数で可決した。宛先は県知事。市議が後日、県側に直接手渡す。

 意見書では、昨年11月に市議会が可決した、知事に埋め立て不承認を求める稲嶺進市長名の市長意見は一顧だにされず無視されたと指摘。市民の生命と財産を守る立場から「市民の声や市長意見の無視に抗議する」としている。

 辺野古周辺地域には16の行政区に5842人が生活し、保育園や幼稚園、小中学校が計10カ所あり、そのほか児童施設1カ所、老人介護施設1カ所、国立沖縄工業高等専門学校もあると強調。「普天間で危ないものは辺野古でも危ないことは自明のことだ」として、基準を適合と判断した経緯の根拠など、計6項目の具体的な説明を求めている。