県とシンガポールのチャンギ空港グループは25日、航空ネットワークを強化しようと相互協力連携協定を結んだ。県が海外の空港と連携協定を結ぶのは初めて。シンガポール-沖縄の直行便の誘致や、東南アジアやオーストラリア、インドなどからの観光誘客、航空物流の促進が狙い。同空港グループと県などは今後、チャーター便の就航を目指し、直行便につなげたいとしている。

協定を結んだ仲井真知事(左から2人目)とウォン上級アドバイザー(同3人目)ら=25日、那覇空港国際線ターミナルビル

 那覇空港国際線ターミナルビルで開かれた調印式に出席した仲井真弘多知事は「アジアと沖縄の交通網が密になるよう期待する。観光、国際物流の拠点になるよう交流を深めたい」と述べた。

 チャンギ空港の2011年の利用者は4600万人。現在100社の航空会社が就航し、約60カ国220都市と結ばれている。

 同空港グループのウォン・ウーン・リョン上級アドバイザーは「沖縄との直行便に強い関心がある。2都市間の国際観光や貿易が促進してほしい」と期待した。

 県は、調印式に集まった海外メディアなどに対し、沖縄を訪れる外国人観光客が増加している現状などをPRした。湧川盛順県文化観光スポーツ部長は「チャンギ空港は東アジア有数のハブ空港。2020年のオリンピックを見据えて沖縄を日本の玄関口にしたい」と強調した。