ソフトウエア開発のシステム・ビット沖縄支社は、健康診断で測定した検査結果をタブレット端末のiPadで読み込み、データ化するシステムを県内で初めて開発し、14日から販売している。入力作業の手間を省くことができ、医療機関の負担軽減につながるという。インターネットを通じて外部のサーバーを利用するクラウドシステムに対応した商品も7月に完成予定。コスト低減につなげるほか、医療機関の連携を可能にし、受診者の利便性向上も目指す。(照屋剛志)

KENSHIN-Plusの受診者の受診状況を管理する画面(システム・ビット提供)

 商品名は「KENSHIN-Plus」。身長、体重、血圧など健康診断で測定する機器に専用の端末を接続し、測定後すぐにiPadに情報を送信する。データ化された情報は、各医療機関の健康診断システムでそのまま活用できる。

 健康診断では、受診者がカルテを持ち歩き、看護師らが測定結果を手書きで記入。健康診断後はパソコンに手打ちで入力している。同社の担当者は「2回の入力がなくなり事務作業が軽減される上、入力ミスも防げる」としている。

 受診者の検査状況を確認することもでき、検査忘れ防止やスケジュール管理にも活用できる。iPadを使用することで、施設外で健康診断を実施する検診車での利用も可能となった。英語版もある。

 価格は80万円から。すでに医療機関3カ所と契約交渉に入っており、2014年度は2千万円の売り上げを目指している。クラウドサービスは、県内のデータセンターの活用を想定。年内のサービス開始を予定している。

 同社の喜屋武義人支社長は「将来的にはクラウドサービスを生かして、医療業界の効率性向上に貢献したい」と述べた。