消費税増税を前にした駆け込み需要で、軽自動車の手続き窓口が大混雑している。現行の税率5%を適用するには、3月末までに登録しなければならない。軽自動車検査協会沖縄事務所によると、25日の新車登録は456台で、前年の同じ日の1・5倍に上った。「月末、決算期の3月、さらに増税前とトリプルの要因がある」という。(阿部岳)

消費増税を前に、大混雑する軽自動車の手続き窓口=26日、浦添市港川

 浦添市港川の協会は今年2月に移転し、敷地が拡大したばかり。それでも3月中旬ごろから車検待ちの車列が外まで続き、事務所内も100人以上の人でごった返す。

 新車登録、名義変更などの手続きは普段の20倍に当たる4時間かかることも。協会は昼休みをなくし、通常午後4時までの受け付けを申請者が残っている限り延ばし、午後7時以降まで対応している。

 西原延佳業務課長は「お待たせして大変申し訳ないが、処理能力の限界を超えている」と話す。本部で改善策を検討しているという。

 沖縄市の車検代行業、下地寿英さんは最近、普段より早く受け付け開始前の午前8時半から協会を訪れているが、「みんな考えることは一緒で、朝から人がたくさんいる」と苦笑い。「販売店は『増税前に』と車を売っておいてお客さんから8%の消費税を取るわけにいかない。差額をかぶらないように、とにかく月内に手続きを終えられることを願っている」

 上原喜美子さんは行政書士歴約30年。毎日のように手続き代行のため協会に通ってきたが、「これほどの混雑は見たことがない」と嘆く。「この間は、妊婦さんが立ちっぱなしでかわいそうだった。どうにか改善できないのか」と求めた。

 軽自動車に比べて販売台数が少ないせいか、普通自動車を扱う陸運事務所では大きな混乱はないという。