国内プロサッカーのJリーグ規格に対応した芝生管理のプロを養成する県の芝人(しばんちゅ)養成事業で、必要な技術習得を終えた1期生5人に28日、県から修了証書が授与された。約1年半の養成期間で専門知識を学習し、県内外の実地研修でプロの技を体で覚えた。5人は今後、県内の陸上競技施設などでさらに研さんを積む。芝生管理のスペシャリストとしての活躍が期待される。

1年半の研修を終え、修了証書を授与された芝人養成事業1期生の5氏(前列)ら=28日、県庁

 修了生のうち1人は金武町陸上競技場、もう1人は沖縄市陸上競技場に、既に就職を決めている。

 養成事業は一括交付金を活用し、Jリーグのキャンプ誘致を目指す県が2012年度にスタートさせた。国立競技場などの芝生管理を手掛ける東洋メンテナンス社(東京、山田孝雄社長)が受託し、指導を担当。基礎から応用まで必要なノウハウを提供した。

 同日の閉講式で、同社の山田社長は「芝生のソムリエを目指す。これが事業の根幹だ。決して忘れないように」と激励。県文化観光スポーツ部の嘉手苅孝夫統括監は「県内の芝の技術向上は、キャンプ誘致と観光客の増加につながる」と今後の活躍を期待した。

 県によると、12年度のサッカーキャンプ誘致実績は9件だったが、市町村と連携した芝人養成事業が奏功し、13年度は既に14件に増えている。