ことしに入って那覇市内でひったくり事件が相次ぎ、3月下旬からは4件が連続で発生している。那覇署や県警は犯人逮捕に向け捜査に全力を挙げる一方で、警戒態勢を強化。市民に対して被害防止に向けた注意を呼び掛けている。

報道陣を前にひったくりの実演をする警察官。車道側にかばんを持つと狙われやすい=2013年4月11日、豊見城市・県警察運転免許センター

 県内の発生件数は27日現在、昨年の同じ時期に比べて2件多い13件。那覇市内が9件(那覇署管内8件、豊見城署管内1件)を占める。いずれの事件も容疑者は逮捕されていない。

 那覇市内では1月に自転車やバイクを使ったひったくり事件が5件発生。3月17日から27日までの約10日間で、バイクを使った犯行が4件起きている。

 3月の4件は被害者が全て女性。3件は60代以上の高齢者が狙われた。スクータータイプのバイクで背後から近づき、バッグなどを奪っている。被害者はいずれもバッグを車道側に持っていたという。

 ひったくりの手口を知ってもらうために、警察官の実演をマスコミに公開したり、高齢者対策で交番員が定期的に高齢者宅を訪れ、注意を呼び掛けたりしている。

 道を歩くときの注意点で、「車道側にバッグを持たない」「できるだけ複数で歩く」「ガードレールのある歩道を歩く」などを挙げ、広報活動に力を入れている。

 県警安全なまちづくり推進課の富盛守幸次席は「市民に防犯意識をもってもらえるよう注意を呼び掛けていく」とした。