【那覇】4月から前島小学校との統合に伴い閉校する久茂地小学校で30日、学校関係者が大同窓会「ありがとう久茂地小」を開いた。教室や体育館を開放し、久しぶりに母校を訪れた卒業生らが級友との再会を喜び、学びやとの別れを惜しんだ。

世代を超えて母校に集った久茂地小卒業生や在校生ら=30日、那覇市久茂地小学校グラウンド

 卒業生有志の企画で最後の卒業生が成人する2022年に参加者のメッセージを開封する予定。「久茂地」を冠した奨学金創設も検討する。

 宜野湾市の金城達也さん(44)は在校時の写真を眺め、「校舎は僕らが4年生の時にできた。閉校はやっぱり寂しい」。宜野湾市の泉川寛壽朗さん(63)は体育館で「少年合唱団で活動したのが一番の思い出。校舎は変わったが当時を思い出す」と振り返る。

 専門学校に進学する那覇市の奥間巴月さん(18)は中庭で「ここを友達とはだしで走り回った。楽しかったな」、最後の卒業生となった金城優斗君(12)は「お年寄りの参加者もいて久茂地小の歴史を感じた。学んだことを生かして頑張りたい」と誓った。

 校庭の特設ステージでは在校生のダンスやおやじバンドが花を添え、最後は参加者全員で校歌を合唱。事務局の城間栄輝さん(46)は「多くの人が見守っていると久茂地の子が感じてくれたらうれしい」と期待した。