消費税5%の最後の日となった31日、定期券売り場では行列ができ、ガソリンスタンドは車でごった返した。値札貼り替えのため臨時閉店した24時間営業のスーパーでは、入店できずに残念がる客の姿も見られた。

閉店後に商品の値札を貼り替える店員=31日午後10時30分ごろ、那覇市・天久りうぼう

 那覇市の天久りうぼうはこの日、値札貼り替え作業のため午後10時に閉店した。その直後に訪れ、入り口で立ち尽くした那覇市の会社員、玉城香織さん(32)は「子どもが明日から保育園の3歳児クラスなので、歯磨き練習用のコップが必要。もっと早くから準備すれば良かった」と苦笑いした。

 那覇市おもろまちにある沖縄出光のセルフスタンドでは、午後5時ごろから12基ある給油装置が埋まり、順番待ちの車で混雑。ピーク時は車道まで給油待ちの車が並ぶ場面も。藤本大輔店長は「販売量は通常より5割多い」と説明。駆け込み客に備え、前日からタンクローリーによる補充を1日2回に増やしたという。

 「遠出する時以外はやらないんですけど、明日から増税なのできょうは満タンです」と笑う那覇市の大学生、當山紋可(あやか)さん(21)は、「実はさっき、ティッシュやトイレットペーパー、油もまとめ買いしてきました」と万全の態勢だ。

 那覇バスターミナルのバス各社の販売窓口には、定期券を買い求める利用客で行列ができた。

 うるま市の琉大大学院生、池味エリカさん(26)は「明日から値上がりする前に、いつもより1カ月分多く定期券を購入した」。那覇バスと琉球バスを運営する第一交通沖縄地区バス部の喜納兼央係長は「客足は普段の倍くらい。朝から行列ができた」と話した。

 定期券は31日まで消費税5%だが、回数券は既に8%での販売。南風原高2年の大城涼葉さん(16)は通学用の回数券50枚分を購入したが「もし5%だったら、あと50枚買っていたのに」と残念がった。

 沖縄高速道路事務所では、利用者からの問い合わせが、普段の約3倍近い約70件あった。内容は「ETC割引制度」の変更についてがほとんど。割引には事前にマイレージ登録が必要で、変更内容についてホームページで告知しているが、担当者は変更内容が「ややこしいかもしれない」と話していた。