【センバツ高校野球取材班】春のセンバツ大会4強を逃した沖縄尚学高校。31日、甲子園のアルプススタンドを埋めた大応援団は戦い抜いた選手をねぎらい、涙をぬぐう部員の姿も少なく「夏に雪辱を」と声を合わせた。

ナインへ声援を送る沖尚の応援団=甲子園球場(花城克俊撮影)

 初回から追いかける展開。「できることをしっかりやればいける」。野球部応援団長が引き継ぐ赤いTシャツ姿の仲里洋希君(17)は、巨大メガホンで声援を送り続けた。

 アルプス席では緑色の応援バルーンが振られ、ヒットに指笛、好守には拍手が何度も湧き起こった。友情応援の尼崎高校ブラスバンド部の山本美由さん(17)も「沖縄の応援は一体感があって、楽しく応援できる」

 最後まで相手投手を崩せず4強入りを逃した。だが、アルプスに悲壮感はなかった。三回からあこがれのマウンドに立ち、好投した久保柊人君の父・禎暢(よしのぶ)さん(55)は「投手としては合格点。でもバッティングは直したいよね。夏に向けていい経験になった」と、夏の甲子園での活躍に期待した。