県警のイベントや各地のパレードで活躍する県警音楽隊の創設時の中心メンバーで県警察学校長の比嘉友光さん(60)が31日、定年退職を迎えた。辞令交付式後の花道で、後輩の音楽隊はBEGINの「三線の花」をプレゼント。比嘉さんは「警察と県民の音の懸け橋となって活動してください」とメッセージを送った。

後輩たちにエールを送る比嘉友光警察学校長=31日午前、那覇市泉崎・県警本部

 県警音楽隊は1978年4月に結成。吹奏楽を経験していた比嘉さんが約30人の隊員を指導。トロンボーンやドラムの担当だったが、指揮者としても音楽隊を率いた。復帰30年の2002年、全国の警察音楽隊千人以上が出演した演奏会が那覇市内で開かれ、舞台やパレードの準備、宿泊先の手配などで先頭で走り回り、成功に導いた。

 後輩たちの演奏を聴き、「クラシックや行進曲など、昔はもっと難しい曲に挑戦していた」とにっこり。「本部隊で演奏していたころを思い出し、懐かしい。去るのもさみしい思い」と感慨深い様子だった。退職後は三線などの趣味を楽しみながら、「ゆっくりやっていきたい」と目を細めた。