【宜野湾】宜野湾市は2014年度に米軍普天間飛行場東側フェンス沿いを通る市道宜野湾11号の整備へ向け、実施設計に取り組む。防衛省の返還道路整備事業補助金を活用して約2千万円を計上。同飛行場の一部フェンスを基地内側に移して道路を整備するため、基地内の文化財調査も昨年に引き続き実施する。

米軍普天間飛行場のフェンス沿いを走る市道宜野湾11号=宜野湾市宜野湾

市道宜野湾11号

米軍普天間飛行場のフェンス沿いを走る市道宜野湾11号=宜野湾市宜野湾 市道宜野湾11号

 宜野湾11号は1979年に事業化。佐真下側948メートルと上原側480メートルはすでに開通しているものの、中間の宜野湾、愛知、中原各区にまたがる2095メートルは未整備のままとなっている。

 同区間の返還については90年に日米合同委員会で協議・調整を進めることで合意。96年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告では全面返還が決まったが実現せず、地権者の合意形成も課題となり事業が滞っていた。現在は約9割の同意を得ている。

 市は6月議会で市道認定を受けて、実施設計に入りたい考え。

 国道330号の渋滞緩和へ同線の整備は地域からの要望が強く、宜野湾区の仲村清自治会長は3月28日、区として4度目の要請をした。佐喜真淳市長は「早く開通できるよう取り組んでいきたい」と述べた。