元米海兵隊員の軍属による女性遺体遺棄事件で沖縄県警特別捜査本部は、死体遺棄容疑で逮捕した男(32)を9日にも殺人容疑で再逮捕する方針を固めた。容疑者は当初、「女性をナイフで刺した」と供述したが黙秘に転じ、ナイフは見つかっていない。同捜査本部は6日、凶器が遺棄された可能性の高い、うるま市州崎の水路を捜索したが発見には至らなかった。

金属探知機を使って捜索を行う捜査員ら=6日午後1時21分、うるま市州崎

 一方、女性の骨には、ろっ骨など複数の骨に刃物傷があり、捜査関係者は「ナイフで刺されたのは間違いない」と指摘。凶器が未発見でも殺人容疑での立件が可能との見方を示した。

 女性の遺体は白骨化が進み、死因は断定できなかったが、骨の傷から刺した数や強さ、角度などが分かり、致命傷を負ったことが立証できるという。

 同日の水路の捜索では、警察や民間のダイバーが金属探知機を使い、堆積した泥の中を捜索。刃物も回収したが、古びて柄の部分が欠落しており、犯行が起きた4月下旬より前に捨てられたものと判断した。

 捜査本部は、死体遺棄事件での勾留満期が9日に迫っていることから、ナイフの大規模捜索はめどを付け、現在までに集めた証拠で一両日中にも殺人容疑での逮捕状を請求する。

 容疑者は女性への暴行も一時、供述しており、関連容疑での再逮捕も視野に入れている。