【宮古島】宮古島市の北方沖に位置する広大なサンゴ礁群「八重干瀬(やびじ)」への上陸ツアーが1日、始まった。ツアーは平良-伊良部間を結ぶ渡船業社2社が企画しているが、来年1月の伊良部大橋の架橋による定期航路の廃止に伴い、両社ともに最後の団体ツアーとしている。同日は両社合わせて約300人が参加、サンゴや海洋生物の観察を楽しんだ。ツアーは2日まで。

八重干瀬のサンゴを観察するツアー参加者ら=1日午後、宮古島市・池間島沖(新垣亮撮影)

 八重干瀬は同市池間島の北方沖にある国内最大のサンゴ礁群。春から夏の大潮時に広大な浅瀬が現れる。昨年3月に「国の名勝および天然記念物」に指定されている。

 この日は観光客らが平良港から約2時間かけて船で上陸。サンゴのほか、シャコ貝、ウツボ、タコなどの海洋生物を見つけ、歓声を上げていた。宮古島に初めて来たという奈良県の吉川元偉(もとひで)さん(72)は「宮古の素朴さを感じ、美しい海を見ることができた。貴重な体験をした」と話した。