【東京】陸上自衛隊と米軍がキャンプ・ハンセンで2008年に始めた共同訓練が、今年3月末までで合計97回実施されたことが3日、明らかになった。うち36回は13年に行われている。同日の衆院安全保障委員会で、防衛省が赤嶺政賢氏(共産)の質問に答弁した。

 キャンプ・ハンセンの日米共同訓練での使用は、06年の再編のロードマップで盛り込まれた。08年3月から始まり、年別で見ると08年が4回、09年が9回、10年が9回、11年が11回、12年が22回、13年が36回と増加傾向にある。14年は3月末までに6回実施された。

 同じくロードマップに明記された米軍と航空自衛隊の共同訓練による嘉手納基地の使用は実績がなく、防衛省の中島明彦運用企画局長は「嘉手納から本土への訓練移転による負担軽減の効果を損なわないという趣旨を踏まえて、共同使用の内容を日米間で協議していく」と述べるにとどめた。

 ハンセンでの訓練での増加傾向の理由について防衛省は「特に理由はない」としており、本年の訓練計画も明らかにしていない。

 共同訓練は、ほとんどが那覇市を拠点とする陸自の第15旅団(前身は第1混成団)と、西部方面航空隊が参加し、日数は1~10日間程度。訓練内容は射撃や市街地戦闘、宿営や防護、偵察など毎回異なっている。