【本部】本部町内の生産農家が中心となって出資した農業生産法人「もとぶウェルネスフーズ」(長濱徳勝社長)の農産加工場の起工式が4日、同町豊原の上本部飛行場跡地であった。地元のシークヮーサーやパパイアなどを活用した健康飲料を製造し、初年度は1億円、5年内に5億円の売り上げを目指す。完成は7月末、稼働は9月からの予定。

起工式でくわ入れする長濱社長(左)ら関係者=4日、本部町豊原の上本部飛行場跡地

 町内の生産農家30戸のほか、健康飲料の製造実績がある沖縄ハム総合食品(=オキハム、読谷村)が出資した。敷地面積は約6600平方メートル、延べ床面積は約1500平方メートル。初年度は地元から10人程度雇用し、5年後には30人に拡大する。

 総事業費は6億5千万円。9割を国の一括交付金特別枠や県と町の予算で補助する。もとぶウェルネスフーズは生産農家と契約を結び、生産農家の経営安定や新商品の開発などを目指す考えだ。

 長濱社長は「鮮度のいい内に加工できる立地。地元の農産物を使って商品開発し、県内外に販売していきたい」と意欲を見せた。平良武康副町長は「飛行場跡に財政投入で整備する施設は初めて。地域経済の発展の大きな足掛かりになる。全県のモデルとなるような取り組みになっていってほしい」と期待した。