沖縄県議選国頭郡区の開票ミスで、県選挙管理委員会の当山尚幸委員長は6日午前2時40分すぎ、県選管のある県庁で記者会見し、当選者が入れ替わった混乱について陳謝した。ミスは、県選管の担当者が伊江村、伊是名村、北中城村の得票数入力に使う名簿ファイルの候補者の並びを、届け出順に変更し忘れたことが原因。集計・合算段階で、3村の票数が候補者本人の総得票に正しく合算されないまま5日午後11時20分、開票率100%の得票数を発表した。

開票速報の修正について説明する沖縄県選挙管理委員会の当山尚幸委員長(左)=6日午前3時07分、県庁

 その結果、いったん国頭郡区は吉田勝廣氏が「当選」、具志堅透氏が「落選」となった。6日午前0時ごろ、県選管の開票結果と報道各社の速報に食い違いがあることに気付き、県選管が再集計。1時42分、修正した開票結果を発表し、具志堅氏が「当選」、吉田氏が「落選」に入れ替わった。

 中頭郡区では当選者と落選者の入れ替わりはなかったが、当選した新垣光栄氏と仲宗根悟氏の順位が代わり、仲宗根氏が得票順3位に上がった。

 当山委員長は「集計ミスで皆さまにご迷惑をおかけした。おわび申し上げたい。県選管の発表で、ぬか喜びさせたのであれば大変申し訳ない」と述べたが、当選者を9日に告示するまでは県選管による当確ではない、と説明。ミスの影響を受けた候補者への説明や謝罪は考えていないとした。

 トラブルの再発防止に向けて「ファイルの修正を一人の担当者に任せていたのがミスの原因。ダブルチェックしていく」と強調。重層的な防止策を検討し、17日に開く県選管の定例会で確認するとした。