【東京】県内の、国の重要無形文化財保持者による舞台「人間国宝 結ぶ御縁」が4日、都内の国立能楽堂であった。「組踊」の技能保持者の演奏家、舞踊家5人が古典芸能を披露。天皇、皇后両陛下も来場し天皇が昨年の歌会始で詠んだ万座毛や恩納岳の詩も琉歌にアレンジし合唱。両陛下の長寿を祝った。

舞台「人間国宝 結ぶ御縁」で琉球古典音楽、舞踊を披露する古典音楽、舞踊の人間国宝ら=4日、都内の国立能楽堂(実行委員会の金城龍一さん提供)

 人間国宝の島袋正雄さん(92)、照喜名朝一さん(81)、城間徳太郎さん(80)、西江喜春さん(73)は、琉球古典音楽の合唱や独唱で、味わい深い声を響かせ、舞踊家の宮城能鳳さん(75)も「女こてい節」の鮮やかな舞で会場の拍手を誘った。

 芭蕉布の平良敏子さん(93)、紅型の玉那覇有公さん(77)の作品も展示された。

 関東伊江島城会の福原和美会長は「人間国宝が一堂に会した舞台は初めて。琉球文化の良さをあらためて実感した」と感激していた。