【西原】県立高校の元生物教師、友利哲夫さん(80)=本部町出身=の写真展が我謝公民館向かいの民家で開かれている。友利さんを「哲夫(てっぷー)」と慕う教え子6人が、約50年の時を経て企画した。

友利哲夫さんの写真展を企画した岸本明さん(右)と妻のヨシ子さん=西原町我謝の岸本さん宅

 展示されているのは、70年代の山原を中心に撮影した作品で、鳥や昆虫、花などの写真28点。餌をねだるノグチゲラのひなや交尾をするヤンバルクイナ、自分の卵の殻を食べるフタオチョウの幼虫など、貴重な瞬間が収められている。

 本部小の子どもたちに保護されたオオコノハズクのひなが首飾りを付けて写っていたり、ホオズキのモノクロ写真に「人の老い先ん/ホオズキぬぐとぅに/心清らしや姿/かざていかな」と琉歌を添えた面白い作品もある。

 名護高校で友利さんの授業を受けたという西原町我謝の岸本明さん(64)は「座学ではなくフィールドワークを大切にする型破りの先生」と振り返る。葉脈を取り出して販売し、収益金でバスを貸し切って自然観察に出掛けたエピソードもあるという。

 写真展は午後1~8時。29日までで入場無料。問い合わせは岸本さん、電話098(945)7578。