【大宜味】大宜味村地域耕作放棄地対策協議会(会長・山城清臣副村長)が、赤土流出防止を呼び掛けるため、絵本「赤土ザウルス」を発刊した。同時に絵本に登場するキャラクター「どろどろドロゴン」のモニュメントを村塩屋の結の浜に展示し、道行く人に訴えている。

完成した絵本を手にする山城会長(左から2人目)ら=大宜味村

モニュメント「どろどろドロゴン」=大宜味村

完成した絵本を手にする山城会長(左から2人目)ら=大宜味村 モニュメント「どろどろドロゴン」=大宜味村

 絵本は名護市在住の造形作家、住友JINさんが手掛けた。山や海の生き物が合体して「赤土ザウルス」になり、農家らと一緒に赤土の象徴「どろどろドロゴン」に立ち向かう物語。住友さんは「赤土が流れると人間の言葉が話せない魚やサンゴが死んでしまう。放っているのは人間であることに目を向けてほしい」と絵本に込めた思いを語った。

 絵本は村内の学校や福祉施設などに配られる。住友さんが流木で作ったモニュメント「どろどろドロゴン」は国道58号沿い、昨年設置された「赤土ザウルス」の隣に並べられている。

 同協議会は、畑周辺にイネ科の植物ベチバーを植えたり、コーディネーターを配置するなどして、畑からの赤土流出を防ぐ取り組みを続けている。担当者は「持続的で自発的な、農家にメリットのある赤土対策の仕組みづくりを目指したい」と話している。

 絵本やモニュメントの制作には県の2013年度赤土対策関連事業を活用した。