【宮古島】宮古島市城辺砂川や周辺地域に伝わる津波よけや豊穣(ほうじょう)祈願の祭祀(さいし)「ナーパイ」が8日あり、砂川の住民ら約30人が祈りをささげた。

儀式の最後に海岸近くで踊る女性たち=8日午前、宮古島市上野新里

 「縄を張る」を意味するナーパイは、明和の大津波(1771年)などで被害に見舞われたとされる宮古島東海岸の集落に伝わる伝統祭祀。縄を張る動作で海と陸との境界線を引き津波が来ないよう願掛けする。

 この日は午前8時ごろから、女性たちがイスノキやアカギの木々に囲まれた「上比屋山(ウイピャーヤマ)」の籠(こも)り屋に集まりだし、神歌を歌った。

 その後、女性たちはダティフという竹の棒を持ち下山、決まった場所に棒を立て掛け、拝んだり、海が見える海岸などで円陣を組んで踊った。女性を見送った男性たちは「船こぎ」の動作で航海安全を祈った。