ロックバンド「紫」が8日、6年ぶりのアルバム「QUASAR(クエーサー)」を全国一斉に発売する。すべて書き下ろしで、ロック色を前面に出した曲から柔らかなメロディーを奏でるバラードなど10曲を収録。リーダーのジョージ紫は「原点回帰と進化が分かる一枚」と新譜への思いを語る。

新アルバムに込めた思いを語るジョージ紫=沖縄市・ライブハウスセブンスヘブンコザ

新作アルバム「QUASAR」の収録曲などを熱く演奏する紫=沖縄市・セブンスヘブンコザ

新アルバムに込めた思いを語るジョージ紫=沖縄市・ライブハウスセブンスヘブンコザ 新作アルバム「QUASAR」の収録曲などを熱く演奏する紫=沖縄市・セブンスヘブンコザ

 アルバムの中で7曲を作曲したジョージ紫は「1970年代にやり遂げられなかったアイデアと現代のロックを実践した」と評する。

 曲作りの源泉には、高校生の頃まで傾倒したクラシックとロックの融合がある。

 5曲目の「Ryukyu My Home」にはベートーベンのピアノソナタや協奏曲の要素を盛り込んだ。

 8曲目の「Koza Rock City」では70年代に基地の街を熱狂させたようなハードな曲調だ。

 アルバム名は天体用語から引用した。恒星のように強烈な光を放つ天体のことだという。

 ジョージ紫は「宇宙空間の中で多くの物質を吸収して発散させる特性と重ねた。紫も多彩な音楽を吸い込んで解き放つバンドでありたい。それを象徴すると思う」とアルバムの位置付けを語った。

 通常盤は2700円。メンバーのインタビューなどが収録されているDVDや、代表曲「DOUBLE DEALING WOMAN」などのボーナストラックもあるDX盤は4320円。

■沖縄市で熱演 9日から資料展

 ロックバンド・紫のライブが4日、沖縄市のセブンスヘブンコザであった。新作アルバム「QUASAR」の収録曲などを熱く響かせ、ファンを魅了した。

 紫は今月、40周年を記念した全国ツアーを開催する。そのキックオフとなった沖縄でのライブは、パワフルな音とメロディアスな旋律が混じり合い、伝説的存在となったバンドの新たな進化を感じさせた。

 6月9日から7月11日まで、沖縄市一番街の「おんがく村」で紫の音源や写真などの資料約500点が展示される。開館は毎日正午から午後6時。観覧無料。紫のメンバーが一日館長を務める日もある。問い合わせはおんがく村、電話098(923)3224。