【平安名純代・米国特約記者】バーンズ米国務副長官は8日、ニューヨークのアジア・ソサエティーで米国のアジア政策について講演し、「米中関係ほど世界に大きな影響を与える二国間関係はない」と述べ、衝突を回避して協力関係を構築する方針を強調。北朝鮮の脅威には、日米防衛協力のための指針(ガイドライン)を改定し、日米韓が連携を強化して対応していく方針を示した。

 バーンズ氏は、同地域における安全保障上の脅威について、「危険が際立つ2例は、北朝鮮の挑発と東と南シナ海における海洋紛争」と指摘。挑発を強める北朝鮮には「圧力、対話、外交の組み合わせ」で臨むと明言。一方で、中国の海洋進出については、「世界の半数以上の海上貨物が南シナ海を通過し、昨年は日量1500万バレルの原油がマラッカ海峡経由で運ばれた。単純な誤算が意図せぬ衝突を招く恐れもある」と挑発行為をけん制しながらも、外交による解決の重要性を強調した。