【読谷】米軍嘉手納基地より南の基地統合計画で、沖縄防衛局(武田博史局長)は10日、読谷村(石嶺傳實村長)とトリイ通信施設を抱える村の3区長に移設のマスタープラン(基本計画)を説明した。防衛局が村や自治会に説明したのは初めて。

トリイ通信施設への移設概要

 基本計画では牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の倉庫施設と可燃物保管倉庫、キャンプ瑞慶覧の整備施設を同通信施設に移す。正門も国道58号バイパス沿いに移し、門から施設内に続く道路を延長する。

 説明会に参加したのは村のほかに楚辺と大木、渡具知の3区長。村によると、防衛局は施設の建設時期など具体的な日程は未定と説明。新施設の総面積は約20ヘクタールで、移転先にある黙認耕作地は着工までには撤去しなければならないという。3区長は新施設建設によって約50の農家の耕作地が失われるとしている。

 最も多くの耕作者がいる楚辺区の池原憲彦区長は「米軍の度重なる接収に憤りを感じる。耕作者もいつまで苦悩が続くのかと悩んでいる」と語気を強めた。

 説明を受けた石嶺村長は「これまでも基地の機能強化反対を要請してきたが、今後も地域と一体となって強く訴えていく」と強調した。