しまくとぅばと標準語、英語の3言語を使った仕掛け絵本「エイサーだいこでちむどんどん」が今月出版された。出版したジグゼコミュニケーションズ(那覇市)によると、県産本での仕掛け絵本は初めて。同社は「楽しみながら沖縄の伝統文化を知り、次世代につなぐ役目を果たしたい」としている。

エイサーの道ジュネーが立体的な仕掛けに。右上本文もめくることができるようになっており、標準語、しまくとぅば、英語で表記されている

 本はAB版(縦A4横B5)で10ページ。旧盆に家族が集まりエイサーを楽しむことを通して、絆や祖先と自分とのつながりを描く。ページを開くと、勇壮なエイサーの道ジュネーやチョンダラーが躍動感いっぱいに飛び出す。標準語の本文部分をめくると、しまくとぅばと英語訳が読める。対照させればしまくとぅばも理解できる仕組みだ。

 担当者の我那覇祥子さん(29)は「祖先崇拝の文化や家族のつながりを伝える1冊になればうれしい。三つの言語で表現したことで、沖縄の歴史文化に関心を持つ方や、世界で活躍する県人会の方々にも広く愛される本になってほしい」と話した。

 同社は広告代理店だが、ペーパークラフト製品も手掛けており、これまでに、沖縄の希少生物を題材にしたペーパークラフト付き図鑑などを開発。そのノウハウを生かし、仕掛け絵本に取り組んだ。

 「エイサーだいこでちむどんどん」は県内の書店などで販売している。2350円(税別)。